MCA無線は高いセキュリティが魅力

MCA無線は高いセキュリティが魅力

MCA無線機は、中継局が利用者に対して空いているチャンネルを割り当てて交信を可能にする通信方式になるので、チャンネルに空きがないときは使うことはできません。
限られたチャンネルをスムーズに振り分ける特徴があるので、通信時間に対して制限を持たないIP無線機などとは違い1回の通信可能な時間は3分間から5分間程度に制限されるなどの特徴があります。
ただ、空きチャンネルは相互通信専用のものになるのでセキュリティ面において高い評価が行われるなどの安心感もあるのではないでしょうか。
MCA無線は、IP電話とは異なり電話回線を使わないので盗聴のリスクも存在しない、これもセキュリティが守られるメリットに繋がる部分です。
それと電話回線は災害時に遮断されることも多く、携帯電話が繋がらないといったトラブルも多くありますが中継局を介した方式になるMCA無線は災害のときなどでも活用されることが多い無線機です。
なお、距離は契約数により変わるのなどの特徴を持ちます。

LTE技術を使用したMCA無線の特徴とは

MCA無線は全国に設置された中継局を活用した広域性の通信エリアを持ち、一斉同報通信が行えることでタクシーやバス、運送事業者まで幅広い用途で利用されています。
また最近では従来のMCA無線にLTE技術を組み合わせた、次世代型の業務用無線システム「MCAアドバンス」も登場しており、LTE技術を取り入れたことで音声通信をはじめ地図データやカメラ機能によるリアルタイム画像や映像の配信、チャットなどスマートフォンのようなアプリケーションサービスが利用できるようになりました。
このMCAアドバンスでは、従来のMCA無線と同じく専用の周波帯を特定のユーザーが業務用に限定して利用できるシステムのため、災害時など一般の通信網では混雑してつながりにくい場合でも、安定した通信を行えることが大きな強みとなっています。
中継局自体も新耐震基準にもとづいて設計され、非常用発電機も備えているので地震や停電など災害発生時も安定した連絡手段の確保を目的とし、様々な場面で導入されています。

MCA無線に関する情報サイト
MCA無線の情報サイト

こちらのサイトは、災害時無線にも使用することができるといわれているけれども、知名度はIP無線機よりも低めであまり知られていないMCA無線に特化した情報をご紹介しており、特徴やミニ知識について解説しています。特徴の中には色々なものがありますが、その中でもマルチチャンネルアクセス方式を採用している点と高いセキュリティがあるなどについて詳しく解説しているので、現在無線機の導入を検討されている人など参考にされると良いでしょう。

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